gtag.js 子どもとあそび - こどもと あそび ときどき ふたご

あそび

子どもとあそび

子どもにとって遊びは日常そのものです。

身の回りにあるもの、環境・・・なーんでも子どもは遊びに変えてしまいますよね。

大人は、おもちゃやゲーム、公園など形のあるものは、「誕生日プレゼントどうしようかな?」とか「休日どこに行こうかな?」など考える機会があると思います。しかし、「遊び」そのものについてはあまり考えないことが多いのではないでしょうか。

ここでは、そんな「遊び」そのものに目を向けて考えてみたいと思います。

子どもの遊びってなんだろう?

「遊び」と聞いて、何をイメージするでしょうか。

砂場遊びや、ゲーム、おもちゃで遊ぶ姿を想像する人が多いのではないでしょうか。

「遊び」を調べてみると、

遊び(あそび)とは、知能を有する動物ヒトを含む)が、生活的・生存上の実利の有無を問わず、心を満足させることを主たる目的として行うものである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

と書かれています。

子どもにとって、遊びとは生きることそのも。日々遊びながら発達、成長していきます。生活の中で、面白そう!不思議だな!やってみよう!から遊びが始まります。

子どもの発達

子どもの発達は大まかに7つの段階があります。

①愛着形成期(生後〜3歳頃)

②感覚遊び期(2、3ヶ月頃〜2歳頃)

③模倣遊び期(ごっこ遊び期)(2歳頃〜5歳頃)

④運動遊び期(3歳頃〜)

⑤構成遊び期(3歳頃〜)

⑥ルール遊び期(集団遊び)(3・4歳頃〜)

⑦自律期(6〜10歳頃)

発達段階によって遊び方も関わりも大きく変わります。また、遊びによって発達が促されていきます。発達のためにあそびを行うわけでは決してないですが、あそびが子どもの発達にはとても大きな役割を担っています。

次は、それぞれの発達段階の遊びを詳しく書いていきます。

①愛着形成期(生後〜3歳頃)

愛着形成期は、養育者と子供で関わりながら遊ぶ発達段階です。

愛着を向けるべき相手を理解し、その相手に対して愛着を深めていく時期なので、愛着形成を促すスキンシップが取れる遊びを取り入れると良いとされています。

例えば・・・授乳時やおむつ変えの時に視線を合わせたり微笑んだり、語りかけたりなどです。

では、遊びはどんな遊びがあるの?というと、「いないいないばあ」や「くすぐり遊び」です。

ポイントは、

  • 目と目で向き合うこと
  • 手と手で触れ合うこと
  • 子供に微笑むこと

の3点です。

大切にしているんだよという気持ちを具体的な行動で伝えていきましょう!

②感覚遊び期(2、3ヶ月頃〜2歳頃)

感覚遊び期は、成長が著しい生後1ヶ月〜2歳頃までに視覚や聴覚、触覚、平衡感覚など色々な感覚を刺激する感覚遊びを取り入れていくことがお勧めです。

感覚遊びとは、子どもの神経回路や脳の発達を促進させるのに最適な遊びです。

例えば・・・砂場遊びで触覚を刺激、やゆらゆらゆれるモビールなどを目で追うのも視覚を刺激します。

語りかけも感覚遊び。赤ちゃんにお話しすることで聴覚を刺激します。

初めは反応が少ないなと感じるかもしれませんが、赤ちゃんはしっかりと聞いているので、安心してくださいね。

お話を毎日することで、聴覚だけでなく安心感や大切にされているという愛着も形成できるので、ぜひお話を沢山してあげましょう!

③模倣遊び期(ごっこ遊び期)(2歳頃〜5歳頃)

模倣遊びとは、子どもが周りの人や物語の登場人物の言動を真似したり、なりきったりして楽しむ遊びのことです。小さい頃は真似するだけの遊びが、成長するにかけて自身で想像力を働かせ物語を展開し、複雑に変化していくという特徴があります。

模倣遊びでは、年齢や性格によって遊びが変化しますが、

想像力・創造力・発想力

社会性、協調性

観察力、記憶力、言語能力

が身につくと言われています。

子どもを見ていると、本当によく周りの大人たちの様子を見ているなと感じます。たっぷりと自分の世界に入って遊びが広がるように見守っていきましょう。

④運動遊び期(3歳頃〜)

3歳ごろから活発に動けるようになる時期なので、運動遊びも取りれていきましょう。

例えば、スキップやケンケンパなどです。体のバランス能力やリズム感覚、瞬発力など身体の成長や

積極性を育くみます。他にも、

  • 体の動かし方が身に付く
  • 心肺機能の向上
  • 骨形成を促す
  • 社会適応能力の発達を促す
  • 認知能力の発達を促す

といった効果も期待できます。

スキップもケンケンパも道具がいらず、どこでもできる遊びなのでぜひ一緒に楽しんでくださいね。

⑤構成遊び期(3歳頃〜)

3歳ごろになると、何かを作り出す行為をし始める時期に入ります。

構成遊びとは、粘土や積み木、折り紙などを使い、ものを作ったり組み立てたりする遊びです。絵を描くことも、この構成遊びに含まれます。

頭に思い描いたものを手先を細かく使って作ることで、想像力や思考力、手や指の発達につなげられます。また、集中力や図形の理解にもつながります。

積み木やブロック、粘土遊び、折り紙、ペグさしなど色々な遊びを体験できるといいですね。

⑥ルール遊び期(集団遊び)(3・4歳頃〜)

「鬼ごっこ」「双六」「ボードゲーム」などの規則性のある遊びです。

お友だちと遊ぶことが増え、自分の遊びたい気持ちとお友だちとの関係を築く時期にルールのある遊びを取り入れることで、言葉の発達や運動能力の発達にも繋がります

簡単なルールからはじめ、お子様の成長段階に合わせて親子で楽しみながら様々なルール遊びに挑戦してみてもいいですね。

⑦自律期(6〜10歳頃)

自律心の芽生えは、6〜10歳頃と言われています。自分で考え、行動し、納得した経験を通して身についていきます。

この時期には、相手に合わせて、自分は我慢して遊ぶことができる段階なので、自分で考え、その通りに動くことができる力を育む遊びを取り入れていきましょう。


例えば、背文字ゲーム、かくれんぼ、伝言ゲームなどです。

この頃になると、自分達でルールを考えたり発展させたりしながらお友達と楽しく遊ぶ方法を考えます。

最後に

子どもの発達段階にぴったりなあそびを紹介しました。

これ以外にも、沢山の遊びがありますがやっぱりどの発達の時期にも、土台となるのは赤ちゃんの頃からのふれあいです。

まだまだねんねの赤ちゃんも、大きくなった子どももお母さんや周りの大人との関わりが心の発達にも良いので、沢山話しかけたり触れ合ったりしながら「大好き!」を伝えていきましょう。

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